【Lonconne Café】海外への好奇心から4カ国のワーキングホリデーへ【Connect2 Renaさん】

Page3 4か国での滞在経験から

――その経験を踏まえて、読者の皆さんへアドバイスをお願いします。

 国や州によって法律が違うので、労働基準法など生活に関わる法律について事前に調べておくといいですね。移住者はターゲットにされやすいですし、雇用主自身も法律を深く理解していない場合もあります。

 そして、相手の言っていること、やっていることが少しでもおかしいなと感じたら、すぐに行動することです。嫌な思いをしないためにも何事も証拠を残し、公的機関などの第三者に相談してくださいね。


――暮らしていて一番大変だった国はどこでしょうか?

 大変というより、不便だなと思ったのはアイルランドです。オセアニア諸国やイギリスと違って、アイルランドでは日本製の輸入商品が圧倒的に少なかったというのが理由です。食品に関しては、中国系のアジアンマーケットがあったので代用品を購入していましたが、そもそもの品揃えや数自体が少ないので、品切れになっていることが多かったです。また化粧品などは、現地の商品だと肌に合わないのでどうしても日本製のものが欲しい。そんなときに手に入らない、ということがあったので不便さを感じました。
 私の場合、アイルランド滞在中にロックダウンが起きたので、その間に購入した日本製の商品を受け取るまで2〜3ヶ月ほどかかりました。その商品はヨーロッパの支店から購入したものでしたが、検疫などでアイルランドに入るまで待たなければならなかったです。仕方のないことでしたが、もどかしかったですね。

アイルランドのSkelling Michaelという無人島。中世に、修道士がこの島にこもって修行をしていたという記録があり、スターウォーズの映画撮影でも使われた場所。

――Renaさんから見たロンドンの良いところ、住みにくいところはありますか?

 ロンドンのプラス面は、「街自体が生きている」といっても過言ではないくらいエネルギーを感じることです。新しい建築物が立ち、文化や流行も常に入ってくる。その都度、街の表情が変わっていく。そういう面ではとても刺激的ですね。また建築物やマーケットなど、あらゆる場所やイベントにも歴史があるので、街を歩くだけでも多くの発見があることが魅力です。

 マイナス面は、ロンドンに限らず世界中の都会で言えることかもしれませんが、人がちょっと冷たい、と感じる部分ですね。今まで滞在した国では、知らない人でも世間話をするのが普通でした。例えば、バス停でバスを待っているときや、スーパーマーケットの店員さんと天気の話をするのも日常茶飯事です。そうしたコミュニケーションが、ロンドンではマイナーなことに驚きました。優しい人もたくさんいると思いますが、もっとフレンドリーだったらいいなというのが本音です(笑)。

ニュージーランドのMt.Cook。星空で有名なテカポ湖の近くにあり、シャケの養殖も盛んな場所。

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